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顎変形症とはどのような病気ですか? |
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顎変形症とは上の顎の骨や下の顎の骨の成長に問題があり、顎のずれと著しい不正咬合により咀嚼(食べ物をかみ砕く事)や発音に問題が認められる病気です。 |
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顎変形症の治療はどのような手順で行いますか? |
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顎変形症治療は顎の外科手術が必要です。しかしすぐに手術を行う事はできません。手術時に上下の歯がかみ合うようにまず歯科矯正治療を1年から2年程度行います。その後手術を行います。手術後は細かいかみ合わせの調整が必要なため1年程度の手術後の歯科矯正治療が必要となります。 |
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顎変形症の矯正治療は何歳くらいから始めることができますか? |
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顎変形症の手術は成長終了後に行います。歯科矯正治療は手術の1-2年前から始める事ができるので、一般的には女性では16歳くらい男性では17歳くらいから始める事が可能です。また成人した後は成長ホルモン分泌に問題がある患者さんなどの例外を除いて、年齢に関係なく治療を行う事が可能です。 |
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矯正治療の費用はいくらくらいかかりますか? |
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顎変形症の歯科矯正治療は保険で治療が可能です。一般的には20万円から30万円くらいですが、治療期間や治療の難易度などにより変わります。また別途手術費用がかかります。手術も保険で行う事ができます。欧米では400万円くらいかかる事も多く日本では十分の一くらいの費用で治療が可能です。 |
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矯正治療はどのくらいの期間がかかりますか? |
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手術前が1年から2年程度、手術後が1年程度です。全体としては2年から4年くらいかかることが多いです。 |
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矯正治療はどのくらいの間隔で通院しますか? |
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積極的な歯科矯正治療を行っている間は月に一度の通院が一般的です。しかし手術直前は準備のため月に3回くらい通院する必要が生じる事があります。 |
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顎変形症の矯正治療は近所の歯医者さんでも可能ですか? |
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顎変形症の歯科矯正治療は専門知識が必要です。そのため健康保険での治療は、指定された医療機関(顎口腔機能診断料算定の指定医療機関)でないと行う事はできません。当同門会会員の指定診療所はこのホームページからご覧いただけます。また日本矯正歯科学会のホームページでも全国の指定医療機関を知る事ができます。 |
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顎変形症の手術での入院期間はどのくらいですか? |
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手術を行う医療機関や患者さんの状態にもよりますが、下顎のみの手術で14日、上下の顎の手術で17日くらいが全国的な平均入院日数です。 |
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顎変形症の手術での合併症にはどのようなことがありますか? |
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一番頻度の高い合併症は神経の麻痺や知覚過敏です。下顎の歯や唇などをつかさどる神経は下顎の中を通っているため、手術で下顎の位置を変える事により神経が圧迫されて麻痺などが起こる事があります。また出血により輸血をする可能性もあります。 |
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